騎空団を立ち上げてから1年が経ちました  ―旅路の追憶編

今回までに、団を立ち上げるに至った経緯やノルマが決まるまでの話は北風の黎明編、実際に立ち上げてから人を集めて運営していくまでの流れは創業守成編でお話しましたね。ではいよいよ具体的な事例がてんこ盛り、思い出話の旅路の追憶編です。

騎空団を立ち上げてから1年が経ちました ―北風の黎明編 - Choucroute_Mistralの日記

騎空団を立ち上げてから1年が経ちました ―創業守成編 - Choucroute_Mistralの日記

 

 

・はじめての古戦場 ~人が集まらないでごんす!~

 

 創業守成編でも書きましたが、人集め、本当に大変だったんです。どうしても駆け出しの騎空団に身を預けようという人は少なく、せっせとかき集めはしたものの最初の古戦場となった2019年の風古戦場では傭兵も含めて18人で挑むことに。ここで実績を出さなければ後が厳しくなるため、それはもう死物狂いで走りました。18人しかいなくても団長が13馬力出せば解決だなヒャッハーという勢いで。今思えば定員埋まってなくても自分で補填すればいいや精神はこの時から始まっていましたね、味を占めたとも言えますが

 そんな団長の悪癖はともかく、傭兵ではない団員もみんな自分のできる範囲で頑張って走ってくれたため、初めての古戦場ではAボーダーの暴騰を乗り越えて無事Aクラス進出本戦も全日で団貢献度2.5億到達という団として成立する最低限の目標は文句なく達成することができました。

 

 が、みんなが頑張りすぎたせいか本戦全勝、更に3・4日目は10億に乗るというなかなか破壊力のある戦果を得ることに。次の古戦場に向けたチラシを作るときも当時の副団長と相談して「本戦全勝はあまりにも圧が高すぎるし変な期待をされても困るよね・・・」ということでチラシへの記載は見送ったという後日談がありました。

 また、この風古戦場からノルマが一部改定されました。設立後最初の古戦場でいきなりです。団長の読みが甘かったわけではなくきくうしは常に予想の上を行く的なアレですよ、アレ。設立当初の予選ノルマは1000万だったのですが、これでも一応Aボーダー3億までは問題なく対応できます。できるんです、できたはずだったんです。しかしこの風古戦場からEX+が追加されたことをはじめとする諸々の事情により様相は一変、噂の神サイトミムメモ速報さんの記録によればAボーダーは前回比225%という恐るべき結果になりました。直前の光古戦場では2.7億ほどでAクラスに入れたのに比べ、この風古戦場では倍の5.4億稼いでもまだAボーダーに届かないという異常事態に。幸い今回は団員のみんなが頑張ってくれたため無事Aクラスに入れはしたものの、今後もこの水準でボーダーが推移するならこのままでは対応ができない、と。斯くしてこのタイミングで予選ノルマが倍の2000万に改定と相成ったわけです。

 改定後はAボーダー6億までは問題なく対応できること、その後もA枠拡張などで6億を超えるボーダーになったことは一度も無い(はず)なので、おそらく今後更に増加という事態はそうそう無いであろうと踏んでいます。

 

 

・そして躍進と大混乱 ~空が落ちた日~

 

 そんなこんなで密かに大騒ぎになっていた風古戦場ですが、ここで十分な戦果を上げられたため団員集めは一気に楽になりました。ミムメドンでの募集にも応じてくれる人が増えてきたため、ミムメドン民の比率が徐々に上がってきたものこの時期からです。

 しかし、古戦場前には傭兵も含めてほぼ満員となったので私も今回は2馬力で良いなと高を括っていたところ大事件が発生しました。今でも語り継がれている空が落ちた日、古戦場が逃げるなこと土古戦場鯖落ち事件ですね。

 これは大いに焦りましたとも、ええ。初日はATに鯖落ち、その後も断続的に接続不能になったと思ったら発表された対応は前代未聞の予選3日間、かつインターバルもなしで次にサーバーが落ちればその時点で予選は終了というそんなの聞いてないよ!と叫びたくなるようなおぞましい状況でした。ボーダーがどこまで伸びるか全く読めなくなってしまったため、副団長と相談して追加ノルマを設定する方向で決定。さらに団全体に向けて諮問にかけた結果、基本ノルマ2000万に加えて追加ノルマ1000万を課す、ただし追加ノルマは努力目標とするので各自が無理のない範囲で積んでくれという結論になりました。そんな劣悪な状況の中でもほとんどの団員さんが追加分まで稼いできてくれたのは本当にありがたかったです、予選終了後に一人ひとりにお礼参りして回るぐらいには。

 その後大きな不安を抱えつつもなんとか無事に土古戦場は終了、この古戦場から勝手に全日10億に乗るようになってしまいました。Aクラスの中堅以上なら平然と10億勝負を初日から繰り広げる今から思い返せば、時代の流れというやつだったのでしょうね。

 

 

・堕天使の王を超えて

 

 そんなこんなで土古戦場をなんとか乗り切ったミストラルですが、この時期から団としてのルシHへの挑戦が本格化していきます。土古戦場前にゼピュロスガチ勢が加入していたこと、団内から理想的な編成を固めていたハデスマンが発掘されたことなども追い風になり、どうしても都合がつかない属性は外から助っ人として呼んでくる、という形で何度も挑戦を重ねて行きました。その過程で積み重ねた知識やノウハウが実を結んだのは、どうやら2019年の7月中旬頃だったようです(スクショ等の記録が掘り起こせなかったのでだいたいの時期しか分かりませんでした……)。2020年2月次点でもまだ団として安定してルシHを討伐できる団がそれほど多くはない(だろう)ということを鑑みても、かなり早い時期に団での討伐を成功させたのではないかなと思っています

 自画自賛はまだまだ続きますよ。2020年2月現在から振り返っても、団として安定して討伐を成功させられる段階で当時としてはかなり先進的な討伐法を確立していたと自負しています。具体的には、

 

 ○羽根優先ルートをこの時点で主戦法として用いていたこと

 ○6属性を揃えることへの意識の低さ(試練をこなす属性に対する固定意識からの解放)

 

この2点ですね。

 羽根優先ルートは初討伐時点で既にこの戦法を採用していました。きっかけは挑戦中の某団員Cの発言だったとうろ覚えながら記憶しているのですが、「これ羽根先にもぐ方が本体のトリガー後回しになって楽なんじゃね?(意訳)」というような提案があり、参加者で検討した後その直後の挑戦から採用したところ一気に安定するようになったため、以降ミストラルでルシHに挑む際の常套手段になったという経緯があります。比較例としてミムメドン鯖のルシHを引き合いに出させていただくと、メドン鯖がいつから羽根優先ルート主流になったかはちょっとうろ覚えなのですが、少なくとも明確に言及されるようになったのは2019年の晩秋~冬以降だった気がしますので、それに比べると相当に早い時期ですね。

 

 6属性を揃えることについてはさらにうろ覚えなのですが、「どうせ誰かが事故って属性試練突破不能になったら最初っから揃わなかったのと同じだし、それならみんなが一番得意な属性でぶん殴れば無理して6人揃えるより楽なんじゃね?」という発想が根底にありました。やだやだ拙者闇も土もやりたくないでござる!その過程で問題になるのが試練の分担(例えばオーバーチェイン試練なら土、無属性なら闇、パラロス受けは土がメインで)ですが、ちゃんと考えれば別に一般的とされている以外の属性でもこなせるじゃないかということが発覚してくるわけです。もちろん新キャラ実装などの追い風もありました。

 結果、今までの事例として「オーバーチェインは水、光、闇、特例として風でできると証明済み(闇オバチェは今では普通に選択肢に挙がりますね)」、「無属性は光、火で突破可能(カウントを許容できるなら風など選択的にキャラを落とせる属性でも可)」、「パラロス受けは対応が容易な順に闇、水、光、風(ゼピュ)で受けることができる」というように実例が蓄積されています。

 属性を揃えるのではなく各試練をこなせる人を中心に集める結果として最後まで無属性の雷がバリバリ降り注ぐがそこはまぁきちんとHP管理してくれ(丸投げ)、というなかなかスパルタンな考え方ですね。スパルタが6人もいれば致し方なし。もちろん役割と属性が固定されている場合もあるのでそこは動かせませんが、経験則から(弱体と最後の押し込み、ゼピュなら最高)、(弱体10個試練の容易な突破と属性デバフによる全属性の被ダメ軽減)、(オバチェパラロス無属性を全部こなせる有能なハデスマンなら文句なし)、の3属性が揃うならあとの3人は属性もキャラも相当な自由度が確保できるでしょう。

 

 最後に、ルシ周りで挑戦当初から萌芽があり、今では立派なミストラルの文化(?)になっているルシとは切っても切れないことがありますね。気づいたあなたは勘が良い、ルシ拉致です。

 最初期のものとしては、そもそもみんなにろくに経験の蓄積がなされていない状態で行けそうな人のケツを叩くというものがベースになっていたわけです。君の装備なら行けるから行こうぜ、来いよ!といったものですね。しかし拉致文化の最初の例として決定的になったのは、ほぼ間違いなく団での初討伐成功時に某団員Kが「お前HP3万あったよな? あるな? よし来い!」と(光で当時必須とされていたリミヴィーラ無しのまま)放り込まれてそのまま討伐成功した一件で間違いがないでしょう。

 以降すっかり定着したルシ拉致、でも誰でもいいから引っ張ってきているというわけではないんですよ。基本的に「装備とキャラは揃っている」「経験を積めばそのまま気軽に呼び出せる戦力になる、また気軽に顔を出してくれそう「悲鳴が美味しそう」という要素を満たす「団長、もしくは団員と面識のあるミムメドンの人」を不定期に拉致してきて悲鳴を堪能しつつ育てて戦力として運用するというものです。ですから拉致されてきてすっかりルシにも慣れたという人は、もっと気軽に募集に名乗りを上げてもらって良いのですが、現状人によって参戦率はまちまちなのでここは今後の課題ですね。

 ちなみに上に書いたとおり、悲鳴が汚い人は拉致しても耳が楽しくないので拉致しません。そこを上回るネタキャラとしての面白さがあればその限りでは無いのですが。

 

 

 ・団の安定と積み重ねた日々

 

 ルシ討伐を達成したあたりで個人的には団として一つの大成を成し遂げたという認識もあるので、以降も色々と出来事はあったのですが大雑把に纏めて端折ってしまいます。

 ルシHについては参加者への経験の蓄積が進んだこともあり、非常に高いレベルでの安定討伐が可能となりました。この余裕と安定性が出荷と、何より新たなルシ初心者の教導に非常に重要な役割を果たしているのは周知のとおりです。今後も現状のエンドコンテンツとして、そしてグラブルで最高峰の「マルチバトル」としてルシはいいおもちゃになるでしょう。

 団員の募集状況ですが、水古戦場を過ぎた時期から団員の数も安定した関係で欠員はミムメドンの人を直接勧誘するか、もしくは既に在籍している団員からの紹介で人が入ってくるという形を取り続けています。会員制高級団というわけではないのですが、所謂「地雷」を踏まないためにはこの方法が一番適しているということもあって、広く募集を出すということに対しては現状あまり積極的ではないですね。

 古戦場については事実上全日10億で安定しています。もちろんノルマは2.5億準拠のままなので、10億報酬を無理してまで取りたくないという人は変わらずノルマピッタリでの停止もOKですね。今後もそこそこ強い2.5億団、という立ち位置は変えずに行きたいと思っています。総合順位は2000位からあぶれるようになってしまいましたが、これも30億時代の流れということで改めて2.5億団であることを認識し直す良い機会となりました。

 

 時が過ぎれば事情も変わるということで、小規模ではあるものの団員の出入りは当然あります。しかし環境の変化等でやむを得ず抜けた人が、落ち着いたらまた戻ってきたいなと思える団を、そして現在在籍している人が楽しくグラブルをプレイできる、楽園のような団を今後も目指していきたいと考えています。既にそう思って貰えているのであればそれほど嬉しいこともありません。

 

 

 

設立から半年ほどの間の話で殆どを埋め尽くしてしまいましたが、これにて追憶編も終わりです。

最後はまだ見ぬ未来への導、夢見の空編へと続きます。

騎空団を立ち上げてから1年が経ちました ―夢見の空編 - Choucroute_Mistralの日記